(※人によってはフラッシュバックを起こしたり、調子を崩したりする記事かもしれません。今後、このタイプの記事がしばらく増えてくると思います。)
(続き)
今から約10年前、ある日の病院帰りの車の中で、モラ母はこんな話をし始めた。
~~(この時、運転はモラ母である)~~
父の担当医師に、『旦那さんが夜(消灯後)にナースコールも押さずにベッドを抜け出して、どこかへ行こうとする・・・』と言われたと・・・
僕はこの事実をモラ母の口から聞いた時の感覚を思い出せない・・・血の気が引いた様な気もするし、嫌な予感がしただけの様な気もする。ウツの状態が悪くて、あまり心に響いてなかった気もする・・・
でも、反応は鈍くなってた時だったとしても、『自殺』はすぐに連想したはずだ。何より僕は「医師がモラ母にその事実を告げる」前から、『オヤジの目がヤバイ、オヤジは死にたがっている』と考えてたし、モラ母に対して色々アクションを起こしていた(全部失敗したけど)。そして、僕自身も夜な夜な実家の屋上に登って奇行を繰り返していた。
~~~~~~~
医者はモラ母に対して、こんな提案をしたらしい。
『ベッドの(外せる部分の)柵を紐で固定して、どこかへ行けない様にしましょう』と。
病院のベッドは、「人がベッドに上がり下りする箇所の柵が部分的に外れる様になってる」タイプが多いと思うけど、
・その部分を消灯中だけベッドの他の部分と紐でつないで固定
↓
・柵が取れない様にすれば、半身不随の父は柵を越えられない
↓
・父は勝手にどこかへ行けない
という対策らしかった。
~~~~~~~
僕はモラ母に確認してみた。
『・・・それって、「オヤジの体をベッドに紐で縛るなりして・・・動けない様にする」ってこと?』と。
モラ母は、『いや、違う。ベッドの柵だけ固定。父さんが紐で繋がれたりするわけじゃない。』と間違いなく言った。
医者の提案は父自身を『身体拘束』するのではなく、ベッドだけ固定するものだった。モラ母はそれを明らかに認識できていた。
僕はベッドだけの固定なら問題ないと思った。むしろ、「こちらからお願いして、是非やってもらいたい」ぐらいに思った。
~~(今から思うに、正直なところ、最悪『身体拘束』も止む得ない状況だったと僕は思う。仮に父の体がもっと動ける状態だったら、ベッドの柵さえも飛び越えることができたかもしれない。本当に父が「自殺」を考えていたなら、一時的に身体拘束するのは止むを得ない、と僕は考える。少ない当直スタッフに、つきっきりで看てもらうことなんてできっこないし、それを望むのも間違ってると思うし。)~~
~~(身体拘束が法的にどうなのかはわからない。ベッドの柵だけを固定するのは問題ないと思うが、これも法的にどうなのかは正しくはわからない。)~~
(続き)
今から約10年前、ある日の病院帰りの車の中で、モラ母はこんな話をし始めた。
~~(この時、運転はモラ母である)~~
父の担当医師に、『旦那さんが夜(消灯後)にナースコールも押さずにベッドを抜け出して、どこかへ行こうとする・・・』と言われたと・・・
僕はこの事実をモラ母の口から聞いた時の感覚を思い出せない・・・血の気が引いた様な気もするし、嫌な予感がしただけの様な気もする。ウツの状態が悪くて、あまり心に響いてなかった気もする・・・
でも、反応は鈍くなってた時だったとしても、『自殺』はすぐに連想したはずだ。何より僕は「医師がモラ母にその事実を告げる」前から、『オヤジの目がヤバイ、オヤジは死にたがっている』と考えてたし、モラ母に対して色々アクションを起こしていた(全部失敗したけど)。そして、僕自身も夜な夜な実家の屋上に登って奇行を繰り返していた。
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医者はモラ母に対して、こんな提案をしたらしい。
『ベッドの(外せる部分の)柵を紐で固定して、どこかへ行けない様にしましょう』と。
病院のベッドは、「人がベッドに上がり下りする箇所の柵が部分的に外れる様になってる」タイプが多いと思うけど、
・その部分を消灯中だけベッドの他の部分と紐でつないで固定
↓
・柵が取れない様にすれば、半身不随の父は柵を越えられない
↓
・父は勝手にどこかへ行けない
という対策らしかった。
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僕はモラ母に確認してみた。
『・・・それって、「オヤジの体をベッドに紐で縛るなりして・・・動けない様にする」ってこと?』と。
モラ母は、『いや、違う。ベッドの柵だけ固定。父さんが紐で繋がれたりするわけじゃない。』と間違いなく言った。
医者の提案は父自身を『身体拘束』するのではなく、ベッドだけ固定するものだった。モラ母はそれを明らかに認識できていた。
僕はベッドだけの固定なら問題ないと思った。むしろ、「こちらからお願いして、是非やってもらいたい」ぐらいに思った。
~~(今から思うに、正直なところ、最悪『身体拘束』も止む得ない状況だったと僕は思う。仮に父の体がもっと動ける状態だったら、ベッドの柵さえも飛び越えることができたかもしれない。本当に父が「自殺」を考えていたなら、一時的に身体拘束するのは止むを得ない、と僕は考える。少ない当直スタッフに、つきっきりで看てもらうことなんてできっこないし、それを望むのも間違ってると思うし。)~~
~~(身体拘束が法的にどうなのかはわからない。ベッドの柵だけを固定するのは問題ないと思うが、これも法的にどうなのかは正しくはわからない。)~~
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しかし、モラ母は僕と同じ様には考えないらしかった。
「ベッドの柵が外せない様にして、父がどこかへ行こうとするのを防ぐ」対策に反対したらしい。モラ母本人がそう僕に言った。
僕:「・・・でも、それって身体拘束ではないんじゃろ?」
モラ母:「そうだけど、私はそんなことして欲しくない。」
そして、モラ母が言うには、
『奥さん!旦那さんに自殺されたいんですか(怒)!』
と、医者に怒鳴られたと・・・
モラ母の口から間接的にだけど、医師の口から『自殺』という言葉が出た事実を知った時の僕の感情は・・・思い出せない・・・
~~~~~~~
その後、モラ母は半ば独白の様にイライラしながらこう言い放った。
『あの医者は嫌味じゃ(怒)!』
僕:『・・・(無言)』
モラ母:『あの医者は嫌味じゃ(怒)!あの医者は嫌味じゃ(怒)!』
モラ母は連呼した。
僕:『・・・(無言)』
モラ母はしばらく無言で運転をして、次の信号で引っかかって停車したら、また連呼した。
『・・・あの医者は嫌味じゃ(怒)!・・・あの医者は嫌味じゃ(怒)!』
よっぽど腹が立ったらしかった。
僕はモラ母の「嫌味」連呼の間、ずっと無言だった。何も言い出せなかった。
~~~~~~~
それから数日後、モラ母が医者に怒鳴られた時にどういう対応をしていたのか、なぜ医者が怒鳴ったのか、大体は想像がつく事態が訪れた。
今度は僕も一緒にいる時に、モラ母が再び医者を怒らせたからだ。。
~~~~~~~
これは今現在の僕の、その時のモラ母に対して言いたいセリフだけど・・・
『オマエが「嫌味」と思うかどうかなんてどうでもええわ(怒)!!医者が万が一「嫌味」でそれを言ったとしても!オレが仮に「嫌味」でそれを言ったとしても!そんなこと全く問題じゃないわ(怒)!問題は「オヤジが夜中にベッドを抜け出してた」という事実!それのみじゃあ(怒)!』
(続く)
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しかし、モラ母は僕と同じ様には考えないらしかった。
「ベッドの柵が外せない様にして、父がどこかへ行こうとするのを防ぐ」対策に反対したらしい。モラ母本人がそう僕に言った。
僕:「・・・でも、それって身体拘束ではないんじゃろ?」
モラ母:「そうだけど、私はそんなことして欲しくない。」
そして、モラ母が言うには、
『奥さん!旦那さんに自殺されたいんですか(怒)!』
と、医者に怒鳴られたと・・・
モラ母の口から間接的にだけど、医師の口から『自殺』という言葉が出た事実を知った時の僕の感情は・・・思い出せない・・・
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その後、モラ母は半ば独白の様にイライラしながらこう言い放った。
『あの医者は嫌味じゃ(怒)!』
僕:『・・・(無言)』
モラ母:『あの医者は嫌味じゃ(怒)!あの医者は嫌味じゃ(怒)!』
モラ母は連呼した。
僕:『・・・(無言)』
モラ母はしばらく無言で運転をして、次の信号で引っかかって停車したら、また連呼した。
『・・・あの医者は嫌味じゃ(怒)!・・・あの医者は嫌味じゃ(怒)!』
よっぽど腹が立ったらしかった。
僕はモラ母の「嫌味」連呼の間、ずっと無言だった。何も言い出せなかった。
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それから数日後、モラ母が医者に怒鳴られた時にどういう対応をしていたのか、なぜ医者が怒鳴ったのか、大体は想像がつく事態が訪れた。
今度は僕も一緒にいる時に、モラ母が再び医者を怒らせたからだ。。
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これは今現在の僕の、その時のモラ母に対して言いたいセリフだけど・・・
『オマエが「嫌味」と思うかどうかなんてどうでもええわ(怒)!!医者が万が一「嫌味」でそれを言ったとしても!オレが仮に「嫌味」でそれを言ったとしても!そんなこと全く問題じゃないわ(怒)!問題は「オヤジが夜中にベッドを抜け出してた」という事実!それのみじゃあ(怒)!』
(続く)
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