(※約10年前の最後の『夏の毒』を書いた記事です。人によっては体調・精神状態を崩したり、モラハラ・DV被害のフラッシュ・バック等が起こる様な記事かもしれません。)


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人間にとって最も残酷なことの1つは、「故郷や家に帰りたい感情まで奪うこと、自らその感情を葬る様に仕向けること」だと僕は思う。


現実に「帰れる・帰れない」・「帰らせる・帰らせない」かは問題じゃない。

父の帰宅願望という精神的な拠り所まで嬲り回して、それを自ら捨てる様な発言をさせる様に仕向けた母・・・



長年妻から虐待され続け、息子も妻側の味方、自分の家なのに居場所はなし、何度も精神病院の短期入院を繰り返し、それでも家族のために働き続けてくれた父、

それなのに、定年間際に脳梗塞で倒れて半身不随、妻には酷いスパルタリハビリ・介護を受け、担当医師が「自殺」という言葉を口にする様な行動まで起こしていた父、

家に戻っても妻からどういう扱いを受けるかはわかっていただろうに、それでも帰宅願望を口にした父、

死にたがっている様な絶望した目をしていた時期を越え、帰宅願望(希望)を口にした父、

それなのに・・・



半身不随・失語症もあって上手くしゃべれない中で、

・『よひっ!!はえおう!!「=よしっ!(家に)帰ろう!!」』

・『ウン!かえいはい!=(ウン!帰りたい!)』

と何度も何度も言った父、

何度言わされても「(私はバカだから)わからない」ことにされて、聞き取りにくいのを悪用されて、何度も嬲り回された父・・・



郷愁や「故郷・家に帰りたい」という感情は、年齢が重なるほどに強くなっていくものだと僕は思っている。

今現在30代の僕でさえそうだ。毎年桜に乗せる想いは強まってるし、この先もっとそういう感情は強くなっていくんだろう。


倒れた当時、50代後半だった父・・・あの時口にした帰宅願望に一体どれだけの想いが乗っかっていたんだろうか・・・


なのに、それを何度も嬲り回された父、

自ら帰宅願望を捨てるかの様な発言をさせられた父・・・


僕が一時的に大学から実家に戻った帰宅願望の重さとは比較にならない父の想い。


現実に重度の要介護認定を受けてる人間を「(家に)帰らせる・帰らせない」かは問題じゃない。

現実に自宅介護が難しいなら、入所できる施設があるなら、要介護者が施設に入るのは別に問題じゃない。


僕が問題にしているのは、誰でも大切にしている「帰りたい気持ち」まで奪うことについて。



施設入所について、本人も交えて話し合って分かってもらうのもいい。分かってもらえないなら、半ば強引に入所させる形になるのも仕方ないのかもしれない。よくある話かもしれない。

もし仮に積年の恨みでもあるなら、要介護者がモラハラ・DV加害者などで介護側に復讐の気持ちがあるのなら、何度も思わず手をあげてしまってDVしてしまうのも、施設に放り込むのも、離婚するのもよくある話なのかもしれない。

「患者・要介護者を病院や施設に預けっぱなしで、家族が(全く・ほとんど)訪れない」という類の話はよく見聞きする。



「帰りたい」要介護者に、「オマエなんか帰らせるわけないだろ(怒)!」などと罵ることもあるかもしれない。

要介護者が「帰りたい」旨を必死に伝えようとするのを無視して、「あっ!そうだ!用事が!」などといつも言って話し合いを拒絶するのも、空気を読ませようとする様なこともよくあるのかもしれない。

恨みがあろうが、逆恨みだろうが、愛憎混じった感情と年月の積み重ねがあろうが、そういうのは最低限の「悪」を発言者が自分で背負ってると思う。仮に手をあげてしまえば、身体的DVである以上、目に見える形で傷が残らなくても、精神的DVよりは絶対に自覚症状を持つものだと思う。少なくとも、やってる本人が自分の行為の意味を自覚していると思う。後ですっとぼけようが、脳内でなかったことにしようが、暴言を吐いてる瞬間だけは、手をあげてるその瞬間だけは、加害者は最低限の悪を自分で背負ってると思う。



そういう「悪」を一切背負わず、なぜ精神的な心の支えまで自ら捨てさせる様に仕向けるのか・・・


モラは罪悪感を絶対背負おうとはしないものだし、相手の大切なものまで奪おうとするものだけど、

あの時のオヤジの状態・境遇で、「帰りたい」気持ちまで嬲り回されて、自ら捨てる様に仕向けられて、二度と口にしない様に連日延々とトドメを刺すまで連呼し続けるのかよ・・・


「現実には、自宅介護になって家に帰れた」からいいなんて問題じゃない。

それに先立って、なぜ生きる希望を嬲り回す必要があったのか・・・


そこまで執拗に父を精神的に殺そうとした母の悪意の根源は何なんだよ・・・



今ならはっきりとわかる。

あのモラハラは明確な悪意がないと絶対にできない。


これを言えば、この相手を傷つけることができる、生きる希望を奪うことができる、夫・息子をまとめて攻撃できる、暗に息子に帰れと言うことができる、「オマエのせいで父親が攻撃されてるぞ」と息子に罪悪感を持たせることができる・・・母の脳内でそれらの悪魔の意図がはっきりと言語化はできてないかもしれないが、母にとっては自身の言語や感覚でわかる筋書きというものが絶対にあり、当時の僕はそれを言い知れないほどの巨大なネクロフィリアの感情として感じ、それに当てられ過ぎて死を選びかけた。そして、それを今はある程度自分の言葉でも理解できている。理解できている分、俯瞰・客観視できて、どうにかバランスを保って立つことができている。



モラハラ・DV被害で逃亡してる被害者も、実際に故郷や思い入れのある場所から離れざるを得なかったとしても、帰れなかったとしても、加害者のせいでそんな状況に追い込まれても、その場所を遠くから想う気持ち・自由まで加害者に奪われてるなんてことはあってはならない。



たとえ凶悪犯罪者にだって、「故郷・家に帰りたい」気持ちを持ち続ける自由・権利はある。

実際には生涯帰れない刑に服そうとも、本人もそのことはわかっている。

でも、心の中の「帰郷・帰宅願望まで奪われる、自らそれを捨てる発言をさせられる」刑罰なんて存在しない。

そんなことはあってはならない。


 2014/10/28 鳴鹿


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(2014/10/29)追記

たとえば、連呼モラハラを執行してる時に泣いてる父を見て、目を逸らすなり、「泣くんじゃないわよ!男のくせに(怒)」などとでも逆ギレしている母を見ることができていたなら、自分のやってることの自覚あり、最低限の罪悪感ありとでも思えたかも。

でも、父を嬲り回している時の母は父から目を逸らさなかった。

明らかに自分に都合の良い返事を引き出すために目で殺し(脅し)ていた。

でも、その目は「帰れないアナタのために悲しんでる」という悪魔の演技を貫いてるものだった。

母は自分自身さえ都合の良い様にだましていた。

せめて、目くらい逸らせよ・・・自分のやってることが恥ずかしくなって・・・

~~(モラは総じて話し合いをしようとすると目を逸らす傾向がある、という話は何度か見聞きしたことあるけど、悪魔的攻撃をしてる時は目を逸らしません。ウチの母の特徴ではないけど、瞳孔が開いてるモラも見たことあります。)~~



この醜悪な気持ち悪さが周囲の人間を病ませ、下手したら死に追い込むもの・・・

僕はこの醜悪な気持ち悪さをネクロフィリアと呼んでいる。

この気持ち悪さ・それを執行される脅しを感じるから、母の料理が食べれない・食べたくないのだ。


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(2015/03/17)追記

何回思い出さされても、これだけは絶対アカン。

母が父に「帰らせるわけないだろ!バーカ!」とでも暴言を吐いた方が何倍もよかった。それは、少なくとも嬲り回しではないし。

~~(それはそれで一気に背中を押して、自殺してしまう人もいるかもしれないが、嬲り回す気持ち悪さはないと思う。)~~


「死ね」とか「殺す」などと直情的な暴言の方が絶対にまだマシだ、と僕は信じている。

言い換えれば、母のやったことはそれらの暴言よりもずっとずっと下衆で醜いものだったと思ってる。

直情的な暴言の方が後々に被害者が許す余地も、加害者が謝る心境も訪れる可能性がまだしも高いと思う。


直情的じゃない分だけ、母のモラハラは陰に篭もるし、ネクロフィリアの出口がない。

自分さえ騙してほとんど何も背負わなくできた母の連呼モラハラと嬲り回し。

僕は何度も屋上から飛び降りたくなったし、父も何度もベッドを抜け出したくなっただろうと思ってる。

この時に、母は1人で僕と父の2人を同時に精神的に嬲り回した。



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