思い出したことがある。

約10年前に父の目が絶望している様に感じられた、担当医師が「自殺」という言葉を使ったあの頃から、

僕は入院先の父のベッド横の棚に置いてある私物で、何か凶器になりそうなものを隠そう・隠そうとしていた。


凶器と言っても、せいぜい「カミソリ・爪切り・鼻毛切り様のハサミ」くらいしかなかったけど。

それでも僕は怖かった。

なるべく父の目に入らない様に、使ったらすぐ見えないところにしまっていた。半身不随の父ではまず手の届かない場所に置いたり、引き出しの奥にしまおうとしていた。

母が置きっ放しにしていたら、何も言わずにしまっていた(今思えば、これは母から見たら「嫌味な行動」に見えたかも・・・意地悪姑の細かいチェック的な意味に受け取って。こういう「すれ違い」はあったのかもしれない。)



「・・・カミソリで手首を切ることはできる・・・爪切りや鼻毛切りのハサミでも切れないことはないかもしれない・・」

「・・・ベッドの柵を固定してる紐や、ベッド下のセンサーパッドの配線だって切ろうとするかも・・」

などと僕はよく考えていた。

今考えても、別に大げさだとかは思わない。

「・・・凶器になりそうなものは、毎回家に持ち帰ってその都度持ってきた方がいいんじゃ・・・」などとも思った記憶があるが、僕はそれを母に言えなかった。



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